鬱病とは心のかぜです。


「最近やる気が出ない」「疲れやすくなった」「なんだか憂(ゆう)うつ」 そんな言葉をよく聞きます。

いわゆる"うつ状態"と言われる状態ですね。

最近では「うつ病」という名前はかなり知られているので
「もしかしてうつ病かな?」と思うこともあるかもしれません。

こんなとき、あなたならどうしますか?

「うつ病はこころの風邪(かぜ)みたいなもの」と
一般に言われているため、「ちょっと元気がないだけだし、
無理しなければいいや」などと軽く考えてしまいがち。

確かにうつ病は「風邪(かぜ)」のように誰でもかかる可能性が
あるのは事実。

しかし、「風邪(かぜ)」とは
比べものにならないくらい精神的にも肉体的にも
苦痛を伴う病気です。

最悪の場合、自殺にまで追いやられます。

決して「こころの風邪(かぜ)」などという
なまやさしいものではありません。

自殺者の多くは精神障害でそのうち
うつ病が占める比率はとても高いと言われています。

しかし、ほとんどの場合うつ病は
ちゃんとした治療を受ければ
よくなる可能性がある病気とも言われています。

でもそこまで分かっていながらなぜ鬱病が
直らない人が多いのでしょうか?


それはうつ病にかかっている人の
半数以上が治療を受けていないことです。


当たり前といえば当たり前です。



さらにどうして治療を受けないのか?

理由は人様々です。

うつ病になりやすいのは生真面目(きまじめ)で
責任感の強い人が多く、自分の問題は自分で
解決しようという傾向が強いこともそのひとつです。

また、周囲の人も、こころの問題だから
治療の対象ではないと軽視しがち。

そのために治療開始が遅れたり、
まったく治療されなかったりということが起こるのです。

うつ病による自殺者が後を立たないのは、
適切な治療を受けていないことが原因だとある意味
断言できます。


うつ病に対する正しい知識を身につけていただき、
どうか偏見を払拭(ふっしょく)して下さい。

自殺といった最悪の事態にならないためにとても
重要なことです。


どんな人が鬱病になる?

今回は鬱病になりやすい人の共通点を
見てまいります。

周りにそういう人がいたら、その可能性が
あるということを事前に知ることができますから
心の準備もしやすいでしょう。


■ 鬱病になりやすいタイプ


・責任感の強い人。

・義務感の強い人。

・完ぺき主義。

・几帳面な人。

・真面目な人。

・頼みごとを断れない人。

・○○しなければならない、と考えがちな人。

・自分の感情を抑えても、相手を優先してしまう人。

以上のようなタイプの方がうつ病になりやすいのです。

もちろん、これに外的要因が加わることがあります。

この仕事が出来なければリストラだ、という脅し。

人間関係。



さらに、職場の雰囲気に違和感を感じ、
結果ストレスになると、鬱病にもなりかねません。

仕事で締め切りに間に合わなくて、成果が
でなくてそのプレッシャーに押しつぶされて
しまう人。


鬱病の人たちは、えてして、自分の感情を殺して
他人のことを最優先してしまウことが非常に多い。

周りでそんな人がいたら要注意ですね。


こうして、色々とかかりやすいタイプを
見てみると誰にでもうつ病になりやすい
ことが分かります。

うつ病の精神症状

【気分・思考・精神的な症状】


・気分が沈む。

・落ち込む。

・何をしても面白くない。

  「一番の趣味も全く楽しくない。

何も感じない」・何をしても感動しない。

・焦る。

・不安。

・自分を責める。

  「自分はダメな人間だ」

・悲観的になる。

  「生きている価値がない」  
「この先良いことは何一つない」

・決断力の低下。

  「なにも決められない」

・注意力の低下。

・集中力の低下。

・他人と会いたくない。

などが精神症状として上げられます。



うつ病睡眠障害。

【睡眠障害】・不眠。

・眠りが浅く、途中で目が覚めてしまう。

・朝早くに目が覚め、それ以降眠れない。

うつ状態になると、憂うつな状態が続いていますから、
とにかく元気が出ない。

そして、悲観的です。

辛いことは時が解決してくれる。

そういう言葉は、うつ病の人には全く効果がありません。
なぜなら、将来に希望が持てないから。

というよりも、希望という言葉が
心の中にない状態ですので
難しいです。

適切な治療をしないと、
心は真っ暗な状態のまま。自力で改善するのは大変
でしょう。

さらには、過去のちょっとした、
今までとるに足らなかった小さな出来事も
悔やまれてきて、さらに悲しい状態に
追い込まれる傾向があります。

特に問題なのは、うつ病になる人が責任感が強い人たち。
彼らは鬱病になっても自分の気持ちが弱いためだ、
と考えて誰にも相談せず、
うつ状態のまま数年を過ごしてしまうのです。

近しい人が明らかに異変を感じたら
ためらわずにどうしたのかなど相談に
乗ってあげてください。

うつ病はきっと治る?


まずはじめに告白します。


私はかつて医師に鬱病だと診断されました。

妻へのストレス、会社における人間関係に
よるストレスから半年ほど鬱病で苦しみました。


しかし、今は元通りに健全に暮らしています。



ここでは、実際の患者として感じた視点からの
言葉も交えながら、うつ病について
まとめてみたいと思います。

少しでもみなさんの参考になりましたら幸いです。

うつ病は、周囲の方にはかなり
理解しにくい病気だと思います
(見た目は元気な場合もありますから)。

うつ病になった人には接し方が
非常に大事。

特に、身近な方がうつ病になった時の
参考になるかと思います。


■ うつ病の初期症状

まず、症状として代表的なものは。

・食欲低下

・不眠

・倦怠感



男性であれば、「いつも毎朝新聞を読んでいるのに
どうしても気が重くて新聞を読む気になれない」とか
、女性であれば「化粧なしでの外出は考えられないのに、
どうしても化粧をする気になれない」など、

いつも普通にしていることをするのが面倒に
なる。

また、段々と選ぶ服が黒くなってくる
という結果も出ているようです。

うつ病について

うつ病(うつびょう、鬱病、欝病)とは、
気分障害の一種であり、抑うつ気分や不安・焦燥、
精神活動の低下、食欲低下、不眠などを特徴とする精神疾患である。

アメリカ合衆国の操作的診断基準である
DSM-IV-TR などでは、「大うつ」(英語: major depression)と
呼ばれている。

つまり落ち込む程度の(小)鬱は病気ではないが
社会生活に支障をきたすほど鬱が悪化すると
これを精神疾患である大鬱とするという意味である。

うつ病は、従来「こころの病気」とされてきたが、
最近の研究では「脳の病気」ととらえ、
うつ病患者の脳内に不足している脳内物質(
ドーパミン、ノルアドレナリン、セロトニンなど)の
分泌を促進させる薬物療法などが主流になってきている。

あまり生活に支障をきたさないような軽症例から、
自殺企図など生命に関わるような重症例まで存在する。

うつ病を反復する症例では、20年間の経過観察で
自殺率が10%程度とされている。

なお、男女比では、男性より女性のほうが
うつ病に罹患しやすいとされている


ウィキペディアより引用

うつ病の人への接し方

■ 話す環境

時間も場所もゆとりを持ったところで話を聞くこと。


多くの鬱病に苦しむ人たちは、自責や焦りを大抵
感じています。 また、疲れやすいので口数が
減り、集中するのが困難になっています


あわただしい雰囲気や窮屈な所では、
自分の気持ちを話すことが大変。

ですからできるだけリラックスした状態に
して話を聞くようにしてあげましょう。




■座る椅子の位置



お互いの話す距離を考えます。


真正面ではなく、視線が少し斜めになる方
話しやすいです。

早く何とかしなくてはならないと焦って
早口になったり、声が大きくなったり
しないように気をつけて、
間合いをゆっくりととりながら
話すようにしましょう。

うつ病にかかっている人は言葉数が少ない傾向が
あるため沈黙になりがち。

ですから気にしすぎないようにしましょう。



■ プライバシー


他人に聞かれるかもしれないところでは
安心して話すことはできません。

また、精神科や精神疾患については
今なお誤解や偏見が根強く残り、
隠したいという気持ちが強いことが多いです

「ここで話されたことは、あなたのご了解なく
他の人に伝えることはまずありません。
安心してお話しください。

また、話したくないことは無理に
話さなくて結構です」
などと説明して、プライバシーに
気をつけている旨を伝えましょう。